小さくても光り輝くブランドをプロデュースする

 

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画像 2018年1月17日(水)開催
ブランディングセッション
働き方、人、事業、地域、時代……
いくつもの枠を超えて、価値を再構築(リノベーション)する


 

 

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ブランドになるためのプラットフォームを提供する

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「クエストリーブランディングクラブ」は、光り輝くブランドになることを目指す仲間と共に、“学び・考え・行動”していく場所です。

 

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株式会社クエストリー

〒104-0045
東京都中央区築地1-8-1
亀井橋ビル6F  
TEL:03-5148-2508
FAX:03-5148-2705
HP:http.questory.co.jp
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2012年3月7日(水)】第25回ブランディング・セミナー開催

<開催報告レポート>
3月7日(水)、東京国際フォーラム(G-408)にて、「第25回クエストリー・ブランディングセミナー」を開催。当日は小売・飲食・製造・教育・サービスと幅広い業種から沢の方々にご参加をいただき、会場は始終熱気に包れる会となりました。その内容をレポート(一部)します。


■テーマ

「眠っている価値を掘り起こせ!」
「成熟した市場」と言われる現在の厳しい経営環境の中、何を基軸として経営を進めていけばよいのでしょうか。同じような商品(サービス)、同じような手法、同じような価格、といった“同質化競争”に巻き込まれない、また抜け出すためには、その企業がならではの【価値づくり=ブランディング】が必要不可欠であり、まさに中小企業における経営のシナリオとなります。

本セミナーでは、このブランディングについて、
<なぜブランドか?><ブランディングのポイント><ゲスト講演>の3部構成でお届けしました。

●第1講座 13:45~14:45

「なぜいまブランディングなのでしょうか?」  クエストリー代表取締役 櫻田弘文
社会構造、消費の仕組み、生活者の価値観が激変してきたいま、中小企業が選択するべきは、勝つ事が自分の「幸せ」につながる【同質化経営】ではなく、人を喜ばせることがみんなの「幸せ」につながる【独自化経営】であることを解説。
“争わない・競わない・比較しない”による、競争とは無縁の【独自化経営】を実現させるためには、自社ならではの【価値づくり(=ブランディング)】が最重要課題であることをお伝えしました。

●第2講座  15:00~16:00

「ブランディング4つのポイント」
 クエストリー 岡本亮二
第一講座を受け、中小企業の経営のシナリオづくりである【価値づくり(=ブランディング)】について、4つのポイント「ミ・ソ・カ・ツ」ごとに、いくつかの事例を交えながら解説しました。

<4つのポイント「ミ・ソ・カ・ツ」>

①ミ価値のタネを見つける「自社の強み、違い、好きを発見する」

②ソ価値のタネを育てる「強み、違い、好きを“選ばれる理由”へ換える」

③カ価値のタネをカタチにする「“選ばれる理由”をカタチにする」

④ツ価値のタネを伝える「カタチにしたものを発信する」

この「ミ・ソ・カ・ツ」を一貫し継続することが、強いブランド力、つまり顧客との強い関係性(ファン客の創造)へと繋がっていくことを確認しました。

 

●第2講座/特別講演 16:15~17:45

「ブルーオーシャン戦略 クラフトビールという新しいポジショニング~ビール事業の再編」
株式会社協同商事コエドブルワリー 
代表取締役 朝霧重治氏

今回の特別ゲスト講演は、いま話題のクラフトビール「COEDO」を手がける株式会社協同商事コエドブルワリー(埼玉県川越市)の代表取締役、朝霧重治氏をお招きしました。

2003 年に朝霧重治氏が副社長に就任した時点で、“地ビール事業から撤退すべきか、根本的にやり直すか”の選択に迫られる中、「ビールの本当のおもしろさを日本の人々に知ってもらいたい」という想いを具現化し、市場にクラフトビールという新しい価値を創り出しました。
よく飲食店で耳にする“とりあえず生ビールちょうだい”というカテゴリーには入らない、独自の存在価値をつくりあげた「COEDO」のブランディングについて語っていただきました。

 



株式会社協同商事コエドブルワリー 
朝霧重治
代表
 ■地ビールからクラフトビールへの転換期

日本では、中小規模のビールメーカーは、いわゆる「地ビール」と呼ばれ、1994年の規制緩和という背景のもと、立ち上げ当初の稚拙なものづくりが後を引き、低品質で土産物限定的な商品として、むしろ悪評とともに位置づけられてきました。弊社でも、地元川越の特産品「さつまいも」を原料にした「サツマイモラガー」を製造、観光客向け販路を中心に地元地ビールメーカーとして販売ポジションを確立してきました。
しかし、地ビールブームの終焉を迎えた2006年、今までの「地域・観光産業」という従来型コンセプトから離れ、「ビールを選ぶ楽しみというビールのバリエーション提案」と「職人による丁寧なビールづくり=人を中心においた高品質なものづくり」というコンセプトに転換することにより、ビール市場において「クラフトビール」という新しい価値を創出し、そのなかで自社のブランド価値を確立していこうというプロジェクトが始動しました。それがクラフトビール「COEDO」の誕生です。
 
■プロジェクトには外部資源を積極的に導入
クラフトビール「COEDO」事業の推進には、目的を持って進めるプロジェクトという考え方で取り組んでいます。プロジェクトメンバー(チーム編成)については、自社のリソース(資源)について分析し、プロフェッショナルである外部資源を積極的に導入しミッションを共有することで、リソースに限りのある中小規模組織でも高いレベルの仕事が可能です。「COEDO」のプロジェクトにおいては、ものづくりと販売を社内で、広報、デザイン、WEBを外部メンバーで構成しています。また今後は、“ソーシャルメディア”にも力を入れていきたいと考えています。
 
■ブランディングという視点でのデザイン

「COEDO」のプロジェクトでは、商品における明確に差異化された(豊かな個性・小規模・高品質等)性質面のみならず、全ての外界接点との関係性(コミュニケーション)をデザインし、一貫して維持し続けています。それは、プロジェクトにデザインを取り入れブランド化することによって、中長期的な安定をもたらすと考えているからです。そこで、「COEDO」のデザインディレクターにはプロの外部デザイナーを起用し、ブランドデザインに注力しました。実際にデザイン面でも高い評価を頂いています。

 

■「広報」によるプロジェクトの認知獲得

予算に制限のある中小規模組織において、「認知」を獲得するには、当世的に有効かつ強力なインターネット上での情報発信とコミュニケーションが中心だと思います。その上で、大規模な広告キャンペーンを展開することは困難であっても、「広告」ではなく「広報」としての活動を継続し、取り上げてもらう努力は必要だと考えています。その結果、記事として取り上げてもらった際には広告以上の力、つまり話題性を発揮するのです。「COEDO」は広告宣伝費を一切使わない代わりに、積極的に広報活動を取り組んでいます。

 

■日本発のグローバル展開へ

これからは地球市民としての意識もプロジェクトの存在意義を地球規模で意識することで、国内市場のみならず、日本発で世界に発信していくグローバル展開も可能となります。実際に「COEDO」のケースでも、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、中国に既に輸出されており、今後タイ、韓国、EUへの展開も予定しています。日本人の職人が作ったクラフトビール「COEDO」を、より多くの世界の人々に知ってもらい、「COEDO」がつくる本格的な世界観を楽しんでもらえたらと思います。

「COEDO」 ミッション
ビール本来の姿を日本のお客様に知っていただくこと

「COEDO」 ブランドコンセプト
Beer Beautiful
ビール本来の豊かな味わいと幅広い楽しみ方を提案する
プレミアムビールブランド


「COEDO」 オフィシャルページ
http://www.coedobrewery.com/


今回のブランディングセミナーは、前半では『ブランディング』の概念とそのプロセスを解説し、特別ゲストを招いた後半では、具体的なブランディングの実践について「COEDO」のブランディングを手がけた株式会社協同商事コエドブルワリー代表取締役の朝霧重治氏より生の声を聞くことができました。セミナー全体を通じて、自社に眠っている価値に光を当てることによる同質化競争からの脱却のヒントを見つけた参加者の方も多かったのではないでしょうか。