小さくても光り輝くブランドをプロデュースする

 

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画像 2018年1月17日(水)開催
ブランディングセッション
働き方、人、事業、地域、時代……
いくつもの枠を超えて、価値を再構築(リノベーション)する


 

 

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ブランドになるためのプラットフォームを提供する

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「クエストリーブランディングクラブ」は、光り輝くブランドになることを目指す仲間と共に、“学び・考え・行動”していく場所です。

 

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株式会社クエストリー

〒104-0045
東京都中央区築地1-8-1
亀井橋ビル6F  
TEL:03-5148-2508
FAX:03-5148-2705
HP:http.questory.co.jp
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2011年3月2日(水)】第23回ブランディング・セミナー開催

<開催報告レポート>
3月2日(水)東京国際フォーラム(G-408)にて、「第23回ブランディング・セミナー」を開催。
当日は30名を超える方々にお集まりいただき、会場は始終熱気に包れる会となりました。
その内容をレポート(一部)します。
 

■テーマ

「絆がブランドを強くする」 

現在の成熟した市場において、経営者一人だけが頑張る経営は必ず限界が訪れます。
ブランドを体現するには、ブランドに関わるすべての人です。
社員はもとより、社員の家族、協力会社、応援してくれるファン、地域社会・・・
関わるすべての人たちとの「絆」があってこそ、ブランドは強くなるのです。
今回はこの「絆」について、<顧客との絆><社員との絆><ゲスト講演>の3部構成でお届けしました


●第1講座 13:55~15:10

「顧客との絆が深まるとファンが生まれる」
ブランドと呼ばれる企業や店には、必ずお客様ではなく、お客様を越えた「ファン」と呼べる存在がいます。会社を、店を、商品を、サービスを、愛してくれる「ファン」を増やすことがブランディングには必要不可欠です。
クエストリーの岡本が、顧客への「約束」から「絆」を作り出し、ブランドのファンにつなげるシナリオを具体的に解説。

■「ファン」から生まれる10の効果とは?
①離反防止につながる
②反応率・成約率が上がる
③指名買いが増える
④年間購入金額(一人当たり)の増加
⑤値引きしなくても売れる
⑥クレームがなくなり、無理難題を言われなくなる
⑦応援してくれる
⑧クチコミ、紹介客が増える
⑨社員が元気になる
⑩仕事が楽しくなる

■「絆」を生み出すシナリオ作り
ステップ① 握り拳では握手は出来ない
ステップ② あなたが「絆」結びたい相手は誰ですか
ステップ③ その人は何を求めているのかを本気で考える
ステップ④ かゆくなる前に手が届く
ステップ⑤ 経営資源を活かす
ステップ⑥ 共有化
 
目指すべき顧客の期待や要望を集め、その奥にある心を揺さぶる価値を発見します。
あらゆるコンタクトポイントをフル活用して、伝え続けることにより、顧客との関係は、認知→信頼→愛着、そして「絆」というステップを踏んで深まっていきます。
このサイクルの蓄積が顧客との「絆」を結び、熱烈な「ファン」を作り出すシナリオです。

 
●第2講座/特別講演 15:25~16:55

「“ただ一人のお客様を大事する”という信念が超繁盛店を生み出した!」
今回の特別ゲスト講演は、人口4700人の温泉町(仙台市秋保町)で“おはぎ”を平日5千個以上、土日休日1万個以上売る店として知られている主婦の店「さいち」:㈱佐市の代表取締役 佐藤啓二氏をお招きしました。
ご商売の成り立ち、惣菜づくりへの思い、名物おはぎの誕生の由来、
そして、社員に対する考え方など、こころを大切にした経営をじっくりと語っていただきました。
90分間と限られれた時間でしたが、聴き手の心を強烈に包む熱いお話でした。
 


 ㈱佐市・佐藤啓二社長
 
■新しい道をいくしかない
「さいち」の創業は今から140年ほど前。主に地元の温泉旅館向けに日用品や食品などを扱う小さなお店でした。時代が変化するに伴い、小規模の経営は一段と苦しくなり、1979年に「主婦の店さいち」として再スタートすることを決意したのです。しかし、すでに近隣にはスーパーがあり、親戚や友人たちの誰もがその行く末を危ぶみました。
佐藤社長は、その時のことを、“このままの商売を続けていても見込みがない、ならば難しいと言われても新しい道を行くしかない”という気持ちだったと語っています。しかし、周囲の予想通り開店してからも苦しい経営が続きました。集客の武器であるチラシを入れても競合店との価格競争が厳しくなるだけで、なかなか成果にはつながりませんでした。
 
■経営不振から抜け出すには惣菜しかなかった
現在、年商約6億円のうち約50%以上を惣菜部門が占めています。平均的なスーパーの惣菜部門は全売上の10%にも満たないと言いますから、これだけでも驚異的な数字です。
今でこそ、どこのスーパーでも惣菜販売は珍しくありませんが、当時惣菜を取り扱い始めた頃は、家庭で作っているものは商品化することは出来ないという考えが一般的でした。“自分の家で作れるお惣菜をわざわざお店で買うわけなない、そんな商売は成り立たない”と同業者からもかなり言われたそうです。
しかし、惣菜の作り方も売り方もすべて手探り状態からのスタートでしたが、経営が追い込まれていた佐藤社長にとっては、惣菜に活路を見い出すしかなかったのです。

■“惣菜をつくる姿勢をつくる”ことが一番大事
佐藤社長は、惣菜やおはぎを作ること以上に大事にしていることがあると言います。それは“惣菜をつくる姿勢をつくる”
“これを作ってください、あれを作ってください。お客様の声は、ある意味際限がありません。だからと言って誰かに相談することは出来ず、自分たちで考えるしかなかったのです。そうすることで、自分で作ったものにより愛情が湧いてきます”。
さらに、“惣菜においては、絶対に人のまねをしない”と言うのが「さいち」の考え方です。真似をしたら、それを作った人の範囲にとどまってしまいます。惣菜においては素人なので、常に勉強していかなければならないと言う一念を、惣菜を始めた当時と変わりなく持ち続けています。

■常に社員に伝えているふたつの思い
佐藤社長が、常に社員に語り続けていることは、“絶対に幸せになってくださいね”“必ず結果の出せる人間になってくださいね”とういうふたつの言葉です。これまで一度も「さいち」のためにがんばって欲しいと社員に言ったことはない、「さいち」は幸せになるための道具だとも話しています。ご商売すべてにおいて“人は幸せになるために生きている”ということを経営観、人生観にされているのです。

厳しい経営環境の中で、時流対応という名のもとにブランディングの軸がどんどんぶれていく店や企業があります。要はうまい話、儲かりそうなことに引きずられていくのです。
佐藤社長は、「最初から何もない私はぶれようがない、景気が良かろうが悪かろうが自分の目の前のことをしっかりとがんばっていくしかなかった」と語っていました。
“ただ一人のお客様を大事にする”という信念を決して曲げず、この一貫したご商売の姿勢を貫いてきたからこそ、“お客様も、社員も、関わる人たちが幸せになる”経営を実現していのです。

●第3講座  17:10~18:25

「社員との絆が深まる燃えるチームが生まれる」
経営者だけではなく、社員一人ひとりが主体的に力を発揮するには、「ミッション」の存在が不可欠です。「ミッション」を実現する喜びに社員が気付いた時に、「燃えるチーム」が生まれます。
クエストリーの櫻田が、「ミッション」を共有、実践することを通じて、「燃えるチーム」を作るシナリオを解説。

■「ミッション」とは何か?
社員が会社に「絆」を感じるには「ミッション」が必要です。社会の中で果たすべき自社の役割、つまり「選ばれる理由」です。「誰」に、どんな「価値」を、どのように「提供」するのか。これをまとめたものが「ミッション」です。
ミッションはこうでなければいけないという決まりはありません。一人ひとりの価値観が異なるように100社あれば100通りのミッションがあります。

■「ミッション」の4つの意味
①ミッションとは「約束」
②ミッションとは「軸」
③ミッションとは「判断基準」
④ミッションとは「立ち位置」

■「ミッションがしみ込む」の5つのステップ
①言語化(全員がわかるように言葉で表現する)
②記憶化(全員に伝えて覚えてもらう)
③対話(全員の共有を促すための対話の場を創る)
④共感(全員が理解し共感を持てるようにする)
⑤内在化(日々の判断や具体的な行動に反映させる)
 
ミッションを軸にした経営を行う上で、大切なのが社員一人ひとりの腑に落ち、日々の仕事で達成感を味わうことです。社員はミッションそのものだけに共感するのではなくミッションを実現しようと必死になっている会社の姿に共感するのです。この共感が繰り返されしっかりと社員の腑に落ちた時に、強い「絆」が生まれ、ミッションの実現に本気になって取り組む燃えるチームが出来上がります。

今回のブランディング・セミナーは、こころを大切にした経営をされている(株)佐市・佐藤啓二社長のお話をはじめ、どのビジネスでも不可欠な「絆」をテーマに、充実した内容となりました。ご参加された方々も普段現場にいるだけでは聞くことのできない貴重なお話や情報交換を通じて、“新しい気づき”を発見され、盛況のうちに終了しました。

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